キャッシングの審査に通ることはできたものの、「もう少し借りることができたらな」と思ったことはありませんか?また、想像よりも返済が大変で、「もう少し金利を下げたいな」と思ったことはありませんか?
実は、限度額を増額すれば両方の問題が解決します!今回はその仕組みと、増額のためのプロセスについてご紹介いたします。
限度額を増額するとどうなるの?
まず当たり前ですが、現状よりも一度に借りられる上限金額が増します。現在主流となっているキャッシングやカードローンは、限度額内で自由に借り入れや返済を行うことができるという特徴があります。一般的に、まとまったお金を借りた後に時間をかけて返済を続ける利用者が多いのですが、返済中にもまとまったお金が必要になった際に、増額しておくと助かる場面が増えます。
また、限度額を上げることで金利を下げることができます。限度額と金利は反比例のような関係になっており、自分のキャパシティを超えてお金を借り過ぎない限り、限度額を上げることは実はメリットばかりなのです。
<POINT!>
- 限度額を増額することで金利を下げることができる
金利は借りた金額ではなく限度額によって決まる
実のところ、金利は限度額によって決められています。キャッシングを利用したことがあるないにかかわらず、多くの方が勘違いしていることが多いです。
なぜなら、現在は限度額内なら自由に借り入れと返済ができるので、借りる度に金利が変動してしまうと計算が大変になってしまうからです。これに関しては金融機関一律で、限度額にそった金利計算を行っています。
そのため、金利を下げて利息の負担を軽くするためにも、限度額の増額は1つの手法として有効です。しかしだからといって、すぐに増やせるわけではありません。増額のためにはある程度の時間をかけて、銀行や消費者金融からある程度の信用を得る必要があります。
<POINT!>
- 一般的な金融機関は限度額によって金利が変わる
増額をするための方法
限度額の増額は借り始めてすぐにできるというものではありません。信用を得て、別途審査に通らなければいけないからです。そのためには、「利用実績」と「継続的な利用」が重要になります。どのようなプロセスで増額できるのかは、下記を参考にしてください。
1.金融機関からの連絡
まず、増額が可能になるタイミングとして、利用している金融機関から「増額の案内」が連絡されてくることがあります。このタイミングは、借り始めておよそ3か月以降ということが多く、それ以前に連絡されることはほぼありません。
この場合は、金融機関から「優良な利用者」に向けて連絡されるので、審査にはほぼほぼ通ります。連絡を受けたからといって、さらに借り入れをしなければいけないということはありません。ですから借り過ぎてしまうのが不安でなければ、限度額を引き上げておくことをおすすめいたします。
2.自分から申し込む
金融機関からの連絡があればそれが一番ですが、3か月以上利用している全員に連絡がいくわけではもちろんありません。そのような場合は、自分から増額の審査を申し込んでみましょう。ただし、審査に通ることができる保証はありません。
増額の審査に通るためにまず前提として必要なのが、3か月以上の利用実績です。いくら急いでいるから待てないといっても審査はそう甘くないので、可能であれば半年以上の利用実績があることが望ましいです。
<POINT!>
- 増額の審査は、案内の連絡が来るのを待つか自分から申し込もう
増額の審査に通るために重要な2つのこと
それでは、自分から審査に申し込むことになった場合に、どのようなポイントを意識して申し込めば良いのでしょうか?大きく2つに分けてご説明いたします。
ポイント①利用実績
- 3か月以上にわたって遅延なく返済を続けている方
- まとまった借り入れにも関わらず一度に返済する金額が高い方
上記に当てはまる方は、金融機関から信用されやすいため審査にも通りやすくなります。これも前提となりますが、返済の遅延等の事故情報がある利用者は、増額することはまず無理です。健全に返済を続けられる方が望ましいです。
また一方で、返済能力が高い見込みのある利用者も信用されやすいです。具体的には毎月の最低返済額より多く、早いペースで返済をしてくれる方が有利になります。
ポイント②継続的な利用
- 限度額いっぱいまで借り入れても借り入れと返済がしっかり出来ている方
例えば、限度額30万円のカードローンを発行して、上限いっぱいの30万円を借り入れたとします。半年以上、遅延なく返済を続けつつ適宜借り入れもするというように、継続して利用している方は信用されやすいです。
キャッシングの審査に通過してから一度も借りずに、「半年経ったので増額しよう」と申し込みをしても、信用の判断材料がないため難しいです。
まとめ
各章のPOINTをまとめると、以下の通りとなります。
- 限度額を増額することで金利を下げることができる
- 一般的な金融機関は限度額によって金利が変わる
- 増額の審査は、案内の連絡が来るのを待つか自分から申し込もう
- 審査に通るためには、3か月以上遅延することなく返済して継続的に利用すること
また、消費者金融で借り入れをされている場合は、総量規制に気をつけなければいけません。これについては「消費者金融は総量規制の対象になるの?」で詳しくご説明しておりますので参考にしてください。
結論:限度額増額の案内連絡が来たら、借り過ぎないように気をつけて審査に申し込もう!