お金がない原因。それは節約しないから?

贅沢は敵と思え。こんなためになる格言もあります。節約をまったく無視した生活は、お金が足りないという怖い事態を招くことを忘れないように。ここでは、お金がない原因を節約の観点から探ってみます。

生活を切り詰める女性


節約の重要性

よっぽどの大金持ちなら話は別ですが、一般の庶民の多くは、節約をある程度意識しなければ、生活が成り立ちません。たとえ、休日に旅行に出かけて贅沢をしても、次の日からは出費を抑えるなどして調整を図ります。毎日、旅行にかかる費用分を使っていれば、家計が破綻するのは目に見えています。

小さな節約でも、心がけることが大事です。節約はケチとは違います。生活防衛上の必要な手段といえるものです。気がつけばお金がない。そんな状況になっていたら、これまでどれくらい節約してきたか、胸に手をあてて考えてみるのもいいでしょう。


節約は、長期的にみる

「コーヒー一杯我慢するだけでもだいぶ違う」この言葉は、節約を日頃から心がけている人からすれば、とても重いといえるでしょう。しかし、持っているお金はとことん使うことが習慣の贅沢主義者は、「そんなケチな節約しても意味はない」と鼻で笑うかもしれません。しかし、節約は、一朝一夕にして実を結ぶものではないことを肝に銘じる必要があります。

コーヒー一杯200円として、毎日我慢すれば、月に6000円の節約となります。これを一年通して行うことで、年間7万2千円のお金が浮くのです。コーヒー一杯の我慢によって、貯金残高がプラス7万円になることを考えれば、わずかな節約でもバカにできないことがお分かりでしょう。


個人の性格と節約

贅沢な人の性格

お金の節約がなかなかできない。これは、その人の性格によるところが大きいといえます。節約とは正反対の、贅沢な生き方をしている人の特徴といえば、「見栄っ張り」「目先のことしか考えない」「誘惑に弱い」などでしょうか。

その人の性格は、簡単に変えられるものではありませんが、お金がない状況になってから、その深刻さに気づいても遅いといえるでしょう。お金がなぜないのか、その原因を客観的に分析して把握する必要が大事といえます。


節約志向の高い人の性格

お金がない状況、原因を作り出さないためにも、節約を心がけることは必要不可欠。では、節約志向の高い人はどんな性格の持ち主でしょう?

これは、先に挙げた贅沢主義の正反対の性格と考えれば、わかりやすいかもしれません。つまり、「見栄をはらない」「長期的に物事を考える」「誘惑に打ち勝てる心の強さがある」ということができるでしょう。

つまり、節約ある生活を目指したければ、上記のような人間を目指せばいい、ということです。お金がなくて悲惨な思いをしたくなければ、見栄を張らず、目先にこだわらない、堅実な精神を保つよう努力しましょう。日々のがんばりが、お金に余裕を持った明るい未来をつくってくれると信じて。


節約のアイデア

ここからは、いくつかの節約のアイデアについてご紹介します。参考にしてみてください。

食費を節約しよう

具体的に、何を節約すればいいでしょうか?まず考えられるのが、食費です。言うまでもなく、毎日外食をしていれば食費はかさみ、節約意識の高い人からすればそんな生活はまさに贅沢の極み。外食三昧の生活で家計が火の車の人は、自炊生活に切り替えることがおすすめです。

生活費の中でもかなりの割合を占める食費を削減できれば、大きな節約となることは確かです。ちょっとの工夫と心がけで食費の節約は可能ですので、まずは夕食だけでも自炊でまかなう方向にシフトチェンジしてみましょう。


リサイクルショップの活用

リサイクル社会の現代。新しいものを安易に購入するより、古い物の価値に気づいてそれを有効活用していこう、という時代の流れがあります。節約的な生き方は、まさに今の時代の価値観にぴったりといえるでしょう。

リサイクルショップで入手できる、生活必需品はたくさんあります。洋服、電化製品、家具やパソコンなど、今では大抵の物が中古品でまかなえる時代。古いものでも、新品同様の掘り出しものもありますので、目を皿にして探してみましょう。古いものの良さに気づくだけでなく、それらを生かすことは節約につながり、お金のない生活から身を守ることにもつながります。ぜひリサイクルショップを活用してみましょう。


まとめ

お金は、収入だけで確保されるものではありません。節約という、生活上の知恵からでも貴重な富の流失を防ぐことが可能なのです。節約という小さな一歩が、お金のない生活から守ってくれることを肝に銘じて、明日から早速節約のある生活にトライしてみましょう。お金に困らない、安心安全な生活と未来が待っているはずです