キャッシングをするとき、覚えておきたいのが返済方法です。
借入するときに返済方法がわかっていると、後々のトラブルを防ぐことができます。
ここでは、キャッシングの返済方法を中心にご紹介します。
返済方法は3種類
キャッシングをしたあとの返済方法は、大きく分けて3つあります。
一括払い、分割払い、リボ払いです。
まずは、これらの特徴について見てみましょう。
一括払い
一括払いとは、言葉通り、1回でまとめて支払う返済方法です。
クレジットカードの返済が一般的ですが、キャッシングでも一括払いをすることはできます。
まとめて支払うことで金利を抑えることができるため、有効な手段です。
分割払い
キャッシングで借りたお金を、一定の回数で均等に割って支払う返済方法です。
分割での支払いの場合、金利は必ずかかります。
計画的に利用できる反面、金利が通常より高いケースもあるそうです。
元金均等返済方式もこちらに含まれると考えてよいでしょう。
リボ払い
リボ払いとは、一定の金額を毎月支払う返済方法です。
どれだけキャッシングをしても支払い額が固定されているため、月々の返済計画が立てやすい特徴があります。
そして、リボ払いには3種類の返済方法があるのです。
定額方式
毎月の返済金額が一定という返済方法です。
もし、100万円の借金がある場合を仮定してみましょう。
毎月5万円ずつを定額で支払うと、20回で終わります。
このように、支払い金額を決めて返済するのが定額方式です。
定率方式
借金の残高に応じて支払う割合を決める返済方式です。
もし、100万円の借金がある場合を仮定してみましょう。
毎月5%ずつの定率とすると、5万円の支払いとなります。
このように、キャッシングした金額に対して割合を決めて返済するのが定率方式です。
残高スライド方式
キャッシングの借入残高に応じて、金融機関が定めた金額を支払う返済方法です。
たとえば、借入残高が100万円のときは5万円、借入残高が50万円のときは3万円……というように、金融機関が定めた割合で支払います。
リボ払い・残高スライド方式のリスク
リボ払いや残高スライド方式はリスクを抱えています。
どのようなリスクがあるのかを見てみましょう。
リボ払いのリスク
リボ払いは毎月一定の金額を返済するため、いくら借金をしているかがわかりにくいという欠点があります。
もし、キャッシングを使い過ぎると、いつまで経っても返済が終わらなくなってしまうのです。
金利も膨らんでしまうことから、計画的に借入し、借金の把握と早期返済を心掛けましょう。
残高スライド方式のリスク
残高スライド方式は、毎月の支払いが緩やかな返済方式です。
しかし、借入期間が長くなりやすいため、金利が増えやすいという性質があります。
繰り上げ返済のような方法で早めに返済しましょう。
キャッシングの3つの返済方法
ここまでは、どのようなルールでお金を返済するかを見てきました。
次は、どのようにお金を支払うかを見てみましょう。
キャッシングでは、主に3つの返済方法があります。
口座振り込み
ATMやインターネットを利用し、金融機関が指定した金融機関口座へ振り込む方法です。
コンビニ払い
コンビニのレジでお金を支払って返済する方法です。
口座引き落とし
キャッシング専用口座またはお金を借りた人が使う金融機関口座から引き落とす方法です。
繰り上げ返済で金利を抑える
キャッシングしたお金に対し、できるだけ金利がかからないようにするには、借入日数を減らすことが大切です。
そこで、活用したいのが繰り上げ返済になります。
繰り上げ返済とは、金融機関が指定した以外の日に支払う方法です。
早期に借金が返済できるため、借入日数を少なくすることができます。
お金に余裕があるときは繰り上げ返済を活用し、できるだけ金利を抑えましょう。
返済が難しいときは交渉しよう
月々の支払いが難しい場合、まずは金融機関に交渉しましょう。
たとえば、毎月の支払い金額が厳しいというケースが多いと思いますが、金融機関側も交渉することで相談に応じてくれることは多いです。
金融機関としては、返済ペースが遅くても確実に返済してくれることを望んでいます。
もし、支払いが難しい場合、返済を滞納せずに金額を減らしてもらえるようにしてみましょう。
返済方法を知って賢くキャッシングしよう
キャッシングの際、返済方法がわかると支払いが楽になります。
金融機関に対しても安心して返済ができ、支払いを滞納してしまったために不安になったり、周囲へ迷惑をかけたりすることもありません。
キャッシングを利用するときは、ぜひ返済方法も覚えておきましょう。