専業主婦・主夫でも借入れをしたい時はあります。
消費者金融ではどのように判断されるのでしょうか。
女性専用の「レディースローン」をお探しの方には、「主婦でも審査に通るような審査の甘いレディースローンってあるの?」という記事も用意しています。合わせて参考にしてください。
消費者金融の審査を通る条件
消費者金融の審査を通過するには、安定した収入がなければいけません。
しかし、安定した収入さえあればパート・アルバイトでもかまわないというゆるさもあります。
専業主婦・主夫はどうか
専業主婦・主夫には自分の収入がないため、これまでは消費者金融での借入れは難しくなっていました。
しかし、配偶者の収入を返済源とみなす銀行では借入れを行うことができたのです。
つまり、銀行の審査を通過できるような配偶者さえいれば、キャッシング等を利用することが可能だったのです。
消費者金融の新しい流れ
そのような流れのなかで、消費者委金融でも専業主婦・主夫の借入れを認めるところが増えてきています。
じつは、もともと貸金業法では専業主婦・主夫への貸付けは禁止されているわけではないのです。
貸金業法が定める配偶者貸付とは
貸金業法では専業主婦・主夫に対する配偶者貸付が定められています。
これはどのようなものなのでしょうか。
いくらまで借入できるか
専業主婦・主夫は配偶者と合算して、二人分の借入が二人分の年収の3分の1までの借入を行うことができます。
もし、配偶者しか収入がなくても、二人合わせて世帯収入の3分の1までならば借入をできるというのが配偶者貸付です。
配偶者貸付を利用するには
配偶者貸付を利用するには、配偶者の同意書と婚姻関係を示す書類を提出しなければいけません。
配偶者貸付の利用を考えているならば、早目に住民票、戸籍抄本などのコピーを用意しておきましょう。
配偶者貸付は配偶者に保証人になってもらうこと?
配偶者の同意や住民票が必要というので「保証人になるということだろうか?」と、拒否感を示す人もいます。
しかし、実際は保証人になるというのとは違います。
書類は何に使用するのか
配偶者貸付を利用するのに必要な書類は、無収入の専業主婦・主夫の配偶者の年収を審査するために使用されます。
また、同意書は、専業主婦・主夫が消費者金融と契約を結ぶことに対する同意と、消費者金融機関が指定する信用情報機関へ信用情報を提供することに対する同意です。
専業主婦・主夫の連帯保証人になることに同意するというものではないのです。
配偶者貸付のデメリット
専業主婦・主夫でも借入ができる配偶者貸付は大変便利なように見えますが、デメリットも当然あります。
審査がやや厳しい
一般的に消費者金融の審査は甘いと言われています。
しかし、配偶者貸付に限っては審査が通りにくい傾向があります。
そのため、実際に配偶者貸付を利用している専業主婦・主夫はあまりいないというデータもあります。
配偶者の同意をもらったり必要書類をそろえたり、手間暇がかかるわりには確実に借入ができるわけではないので、敬遠されても当然とも言えるでしょう。
「どうしても専業主婦・主夫名義で借入をしなければいけない」という何らかの理由があれば配偶者貸付が利用されることもあります。
しかし、そうでもない限り、他の手段が選ばれることがほとんどです。
より気軽に専業主婦・主夫が借入を利用する
専業主婦・主夫の中にはもっと気軽に借入を利用したい、あるいは配偶者にどうしても秘密にしたいような人もいるでしょう。
そのような場合にはどうすれば良いのでしょうか。
銀行カードローンを利用する
消費者金融の配偶者貸付では、配偶者の同意書がどうしても必要です。
しかし、中にはこっそりと借入をしたい専業主婦・主夫もいるはずです。
そんな時には銀行カードローンがおすすめです。
銀行ならば総量規制外
消費者金融の配偶者貸付は総量規制の対象です。
そのため、同意書、婚姻を証明する書類の他に、場合によっては配偶者の収入証明書まで必要になってきます。
しかし、銀行ならばそういった書類はいっさい必要ありません。
なぜならば、銀行カードローンは総量規制外の商品だからです。
総量規制外とはいえ、専業主婦・主夫向けの銀行カードローンの上限は10万円程度、多くても30万円ほどというケースがほとんどです。
しかし、無収入であるにもかかわらず借入を行うのですから、妥当な額とも言えそうです。
具体的に、配偶者貸付で借りられる銀行カードローン二選
具体的に、配偶者貸付制度を利用してお金を借りることができる銀行カードローンを二つご紹介します。銀行カードローンなら専業主婦のキャッシングでも安心ですよね。
三菱東京UFJ銀行カードローン
金利 | 専業主婦の設定可能限度額 | 審査 |
1.9~14.6% | 30万円 | 最短30分 |
まず、真っ先におすすめしたいのがこの三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」です。
専業主婦が利用する場合限度額は30万円までとなってしまうものの、メガバンクのカードローンなら、たとえ初めてのカードローン利用でも利用ハードルが低いはずです。消費者金融並の低い審査ハードルも大きな魅力の一つです。
楽天銀行カードローン
金利 | 専業主婦の設定可能限度額 | 審査 |
4.9~14.5% | 50万円 | 最短30分 |
楽天銀行カードローンも、専業主婦が利用することができる銀行カードローンの一つです。
4.9~14.5%の低金利に加え、専業主婦でも50万円設定できる高限度額が魅力です。申込みに必要な書類も、本人確認書類のみなのもうれしいポイントです。
……いかがでしたでしょうか。
専業主婦・主夫でも配偶者貸付や銀行カードローンを利用すれば、借入を行うこともできそうです。
計画的に利用してみましょう!