消費者金融の審査で見られる信用情報にはキャッシング履歴が含まれる

消費者金融の審査で属性より重点的に審査されるのが信用情報です。ここにはそれまでどのようにお金と関わってきたのか。消費者金融の利用履歴や申し込み履歴がすべて残っています。
当然ここには返済遅延などキャッシングにおけるトラブルも残っています。消費者金融はこれらの情報も加味しながら審査を行いますが、ここで返済遅延や債務整理など、キャッシングに関する事故情報は審査でかなり不利です。
銀行の審査なら当然のこと、消費者金融でも大手の審査に通るのはかなり難しいと思っておかないといけません。
現在の借入状況も審査結果に大きく関わってきます。復数の借り入れがある状態の審査結果については「他社から借り入れがあっても大丈夫?」で説明しています。

書類を持ってるビジネスマン2


審査で重要な信用情報とは

審査で大切になってくるのは、収入などの情報が集まってくる属性よりもキャッシング情報やキャッシング履歴が参照できる信用情報です。
ここにはキャッシングにまつわるあらゆる情報が集まっているので、ここにある情報に問題が合った時点で審査に大きく不利となってしまいます。消費者金融の審査は最近コンピューターにてシステム管理されているので、専門機関に信用情報に問題があるとその時点で弾かれるような仕組みになっています。

信用情報は専門機関に集まる

信用情報はそれぞれ提携している信用情報機関に残っています。
消費者金融が参照するのは主にJICCの信用情報。またクレジットカード会社が提携しているCIC。最近の業者は二つ以上の信用情報機関の情報を参照して審査を行います。
銀行の審査では、全国銀行個人信用情報センターという名の専門機関に残った信用情報を審査で参照します。


短期間の多重申込み履歴も審査に関わる

不利になる情報は返済の遅れなどばかりではありません。短期間に複数の消費者金融など金融機関への申し込み情報は、それだけ生活に逼迫していると判断され審査に不利です。
消費者金融が審査で知りたいのはその人が持つ返済能力です。多重申込みの必要があるくらいに生活が逼迫しているのは、返済能力が乏しいと思われるきっかけになってしまいます。
消費者金融に申し込む際には手当たりしだいに申し込むのではなく、しっかりとネット上で情報を調べた後厳選した数社への申し込みを行ってください。


返済遅延や債務整理が消えるまで審査に不利

わかりやすく審査で不利になるのが、返済が遅れた情報や債務整理で返済額を減らした手続きの履歴です。
これらの情報を審査の際見られてしまうと、消費者金融はその人が持つ返済能力に疑問を持ちます。消費者金融は金利を上げることで貸し倒れのリスクを少なくしていることもあり、多少多めに見てくれることもありますが銀行の審査でその情報があった時点で審査に落ちてしまうでしょう。
信用情報機関の種類にもよりますが、債務整理の記録が消えるまでには最長で10年ほど時間が必要です。

返済遅延が続くと情報が残る

返済遅延の情報が信用情報に残ってしまうことにも条件があります。返済が2,3日遅れただけでは審査に落ちることはありません。返済遅延が1ヶ月以上続いた場合や、小刻みな返済遅延が何度も続いた場合。信用情報にその情報が残ってしまいます。
返済を再び再開して、返済完結が完了すればその情報が消えるということでもありません。その情報が消えるのは、1年以上、長くて5年ほど時間がかかってしまう場合があります。その間は審査に関してかなり不利になってしまうことを覚悟しておきましょう。


中小消費者金融の審査は甘い

大手消費者金融の審査基準はしっかりと定まっており、信用情報に関する審査をしっかりと行います。ですが街金とも呼ばれる、もっと小さい規模での経営を行う中小消費者金融の審査基準は甘く、信用情報に多少の問題があってもお金を借り入れることが可能な場合が多いです。
一番狙い目なのが最近できたばかりの消費者金融で、新規顧客開拓という点でもかなり甘めの審査を行っています。
多くの業者が「信用情報に問題があってもご相談ください」というアナウンスを行っています。

あまりにも審査が甘いのはヤミ金かも

とはいえ、あまりにも誰にでもお金を貸し付けるような甘すぎる審査基準の業者は危険です。法律を順守しない貸付を行う通称ヤミ金が、あまりにも甘すぎる審査を行います。
信用情報にどれだけ問題があっても、収入面などで問題があっても、とにかくお金を貸し付けて法外な金利を割りあて、返済できない債務者には暴力的な取り立てを行う。これがヤミ金のやり口です。事前にネット上で情報を調べて、安全そうな業者からお金を借り入れてください。


まとめ

消費者金融が行う審査では信用情報を重点的に見られることになり、そこには申し込み履歴や過去のキャッシング履歴も残っています。短期間に多重申し込みを行った記録、または返済が延滞した記録も審査でかなり不利です。
しかしあまりにも信用情報に関する審査が甘すぎる業者を利用するのは危険です。ヤミ金からお金を借り入れると暴利でお金をむしり取られるだけでなく、暴力的な取り立てにあってしまいます。信用情報に問題が残ったらその情報が消えるまで待っておくか、審査基準の甘い正規業者からお金を借入れましょう。