カードローンの金利で平均的な設定は?

カードローンを比較する際多くの人が一番重要視するのは、カードローンによって異なる金利の設定です。
金利が低ければ、それだけで支払う利息を押さえることが可能です。カードローン利用者にとってこの金利の設定はかなり重要なのです。
しかしカードローンの知識が乏しい人にとって、それぞれの消費者金融や銀行が設定している金利がどれくらいなのかわからないはず。今回は設定されているカードローンの平均値について見ていきたいと思います。

利息


そもそも金利とは?

「金利」と「利息」を混同している人も多いですが、まったく別物です。
利息は元金に一定の利率の数字をかけて算出します。この時元金にかける一定の利率の数字こそ金利です。
利息は元金に金利と借入日数をかけて割り出されるので、金利の数字が小さければ小さいほど支払う利息の金額は小さくなります。

借入額で適応金利が変わる

審査で決定されるカードローンの借入限度額。この限度額が高ければ高いほど、反比例して適応金利は低くなっていきます。
小額キャッシングの利用割合が多いカードローンの性質上多くの場合適応金利は高い設定となってしまうことでしょう。

総量規制に注意が必要

消費者金融は総量規制によって年収の3分の1しかお金を借入れることができません。
いくら限度額の設定を800万円など高い設定が可能でも、ほとんどの場合低い限度額設定となってしまうでしょう。


消費者金融の金利の平均値は?

金利の設定はそれぞれの消費者金融によってまちまちです。しっかりと比較して、だいたいの平均値を割り出してみましょう。

消費者金融 金利
アコム 4.7~18.0%
プロミス 4.5~17.8%
アイフル 4.5~18.0%
モビット 3.0~18.0%
ノーローン 4.9~18.0%

大手消費者金融の金利はどこも上限金利が18.0%程度となっています。プロミスが上限金利17.8%となっていますが、0.2%の上限差ではほとんど支払い利息に差がつきません。あまり気にしなくても良いでしょう。
下限金利も、モビットが3.0%という低い金利を設定していますが、この金利が適用されるのは、最高限度額800万円を設定した人だけです。見るべきなのは、モビット以外でも下限金利より上限金利の設定なのです。
大手消費者金融の金利の平均はだいたい4.3~17.9%。ほとんどの人が消費者金融から借入れるときに見るべきなのは上限金利の設定です。総量規制や、そもそも多くのお金を消費者金融から借りない人が多いからです。

大手消費者金融には無利息サービスがある

大手消費者金融なら、特にはじめてのカードローン利用者に向けて無利息サービスを展開しています。はじめての利用者が30日間利用できるなど、厳しい条件がつくものの、借入れたお金にまったく利息が発生しないとなると、消費者金融特有の高い金利の設定も気にする必要がなくなります。


銀行カードローンの金利平均値は?

カードローンには大きく分けて2種類あり、消費者金融とこの銀行カードローンも含まれます。
銀行カードローンは消費者金融より条件の良いキャッシングが可能で、低金利なだけでなく、総量規制の対象にならない自由なキャッシングも可能です。

銀行 金利
三菱東京UFJ銀行カードローン 4.6~14.6%
三井住友銀行カードローン 4.0~14.5%
みずほ銀行カードローン 3.5~14.0%
住信SBIネット銀行Mr.カードローン(プレミアムコース) 1.89~7.99%
楽天銀行スーパーローン 4.9~14.5%

ひと目で分かるのが、消費者金融よりも低く設定されている金利です。
ここであげた大手銀行カードローンの金利平均は3.7~13.1%と、消費者金融のカードローンよりかなり低金利の設定となっています。
金利が低いだけでなく、銀行カードローンは1,000万円など設定可能限度額が高額になっている場合も多いです。総量規制に影響されないので、年収に縛られない自由なキャッシングが可能です。

銀行の審査は厳しく設定されている

しかし考えものなのが、銀行の審査基準が厳しく設定されているということ。
申し込んだ全員がこの低金利の銀行カードローンを利用してキャッシングを行うことができるわけではありません。
年収が安定しているだけでなく、それなりの高収入をもらっており、正社員として働いていること、信用情報に残った問題なんてもってのほか。銀行カードローンの審査はそんな厳しい条件がついてくるのです。


金利だけでなくサービスもしっかり比較するべき

カードローンを比較する際、どうしても金利にばかり目がいってしまうものです。しかしもっと広い視野でカードローンの設定を見ておかないと、本当に利用するべきカードローンは見えてきません。
キャッシングにまつわる安心感、借入と返済を助けるサービスにどんなものがあるかなど、金利以外の情報をしっかり比較しておきましょう。