消費者金融の審査で見られるのは属性と信用情報です。
この属性の中に含まれる情報こそ今の職場に何年働いているのかという情報、勤続年数です。しかしこの属性の審査はあらゆる項目をスコアリング形式で審査します。勤続年数が長ければ審査に通るというわけではありません。
消費者金融が知りたいのはその人の返済能力です。あらゆる情報を多角的に見て、この人の返済能力は審査基準を満たしていると判断された人だけが審査に通るのです。
勤続年数が長ければ長いほど収入が安定していると判断されるので、消費者金融の審査において有利となります。
他社借り入れ件数と、キャッシングの審査との関係性は「他社から借り入れがあっても大丈夫？」の中で詳しく説明しています。
消費者金融は属性を加点形式で審査する
消費者金融の審査は加点形式で行われます。属性に関するあらゆる情報を加点形式で審査し、その結果審査基準を満たしたかどうかが判断基準となります。
勤続年数ももちろん審査基準ですが、収入の額そのものや居住形態、持ち家か賃貸か、居住年数は何年か、独身かどうか、同居人がいるのかなど、様々な情報が属性に含まれます。
アルバイトより正社員などより安定した働き方で、長い勤続年数であることで収入が急に途切れることがないと判断されるので審査に有利となります。
勤続年数の長さは最低でも1年は欲しい
勤続年数は長ければ長いほど審査で有利です。反対に極端に短い勤続年数はいつ収入が途切れるかわからないという判断され、審査で不利となってしまいます。
半年以下の勤続年数は審査で不利となってしまいます。最低でもそれ以上、一年以上の勤続年数が審査で有利に見られる勤続年数となります。
審査で知りたいのは返済能力
消費者金融が属性を審査して知りたいのはその人の持つ返済能力です。より多くの収入をもらっている方が返済能力は高いと見られます。長い勤続年数は生活が安定しており収入が途切れる心配がないと見られます。
たとえ収入の金額が少なくとも、勤続年数が長ければキャッシング限度額は少なくなるかもしれませんがキャッシング可能になることは多いです。消費者金融の審査において収入の額は重要ではないのです。収入が安定しているかどうかを重要視するのです。
信用情報が悪い時点で審査落ち
長い勤続年数を持っており、多くの収入をもらっていたとしても審査落ちになってしまう場合は多いです。現在の申し込み状況、他社からのキャッシング状況、そして大切なのが過去の返済遅延などの信用情報に残った金融事故の情報があった時点で審査に落ちてしまうことが多いです。
信用情報に返済遅延や債務整理を行った記録があった時点で、消費者金融は返済能力が低いと判断するからです。消費者金融に不審がられない信用情報、安定して返済を可能だと判断される勤続年数など属性。これが審査に通るために必要な情報です。
消費者金融の中にはクレジットカード代金支払い遅れの情報を審査基準とするところもあります。気をつけておきましょう。
アルバイト・パートだったとしても勤続年数が長ければ審査で有利
たとえ審査で不利な働き方であるアルバイト・パートとして働いていたとしても、働き始めてから長い時間がたっているとしたら審査に通る可能性は十分あります。
消費者金融の審査基準は銀行よりも甘く設定されていますから、アルバイト・パートでも他の情報で有利な状況を作り出すことができればキャッシング可能になります。社会保険加入のアルバイトならさらに審査で有利です。
まとめ
勤続年数が長いと、生活が安定していると判断され審査で有利となります。収入が少なかったとしても、勤続年数が長ければ収入が安定していると判断されます。たとえアルバイト・パートだったとしても審査に通る可能性は十分にあります。
しかし信用情報に問題があった時点で、大手消費者金融の審査で不利となること覚えておくべきです。