キャッシング利用者はどんな意識で借り入れを行っているのか?アンケート結果を見ると、意外な事実も明らかになりました

レポセンというアンケートリサーチサイト内の「キャッシングに関するアンケート」を見ると、キャッシング利用者がどんな意識でお金を借り入れているか知ることができます。
キャッシング利用者はいったいどれくらいの頻度でお金を借り入れているのか?一回に借り入れる額はどれくらいなのか?
このアンケートを見ればそれらを知ることができます。
自分以外の人はどんな意識でキャッシングと向き合っているのか、それが気になる方は、ぜひ私と一緒にこのアンケートを読み解いていきましょう。
引用:キャッシングに関するアンケート

アンケートに答える男性

キャッシング利用者は、どれくらいの頻度でお金を借り入れているのか

あなたは、普段どれくらいの頻度でキャッシングを利用していますか。

あなたは、普段どれくらいの頻度でキャッシングを利用していますか。
の項目を見ると、クレジットカードのキャッシングや、カードローン利用者の借り入れ頻度を知ることができます。
調査項目は4つに分かれており、「結果全体」と「勤労者男性」と「勤労者女性」それから「専業主婦」で、それぞれ結果を知ることができます。

多くの人が「月に一回程度の借り入れ」を行っている

結果を見てみると、「勤労者男性」「勤労者女性」「専業主婦」の、いずれの小目でも「月の一回程度」の借り入れを行っているという解答が一番多いのがわかります。
そしてさらに注目するべきなのは、月に一回程度お金を借り入れるのは、「勤労者男性」よりも「勤労者女性」の割合の方が多いということです。
その分、「勤労者男性」は、「半年に一回程度」の借り入れを行う人の割合が大きくなっています。
つまり、男性より女性の方が、小刻にキャッシングを利用する人の数が多いということです、

もっと細かくお金を借り入れる人が多いと思っていた

私の予想では、「月に2回以上」お金を借り入れる人の割合が、もっと大きいと思っていました。
クレジットカードのキャッシングや、カードローン利用は、ATM利用やネットキャッシングで自分の好きなタイミングでお金の借り入れが可能だからです。
しかし多くの人は、もっと堅実的にお金の借り入れを行っていることがわかりました。

借入金額は、ほとんどの年代で「一万円」

では、1回あたりのキャッシング借入額平均はどれくらいですか。

その下の、「では、1回あたりのキャッシング借入額平均はどれくらいですか。」のアンケート結果では、どの年代でも「10,000円」の借り入れを行う人の割合がもっとも多いという結果になりました。
およそ半数の人が「30,000円」までの小額借り入れを行っていることも、調査結果からわかります。
個人融資に対応したキャッシングの特徴として、「利用意図自由」「借入限度額が低い」「金利が高い」ことなどが挙げられますから、多くの人が小額キャッシングを行っているという結果は私の予想通りと言えます。
しかし私は、「小額キャッシング」を月に何度も繰り返していると予想しましたが、どうやら「月に一度程度小額借り入れる」人が多いようですね。

専業主婦の3割以上の人が「10,000円の借り入れ」を行っている

専業主婦の35.3%の平均借入額が、「10.000円」だという結果が出ています。
専業主婦は夫の収入を頼りにお金を借り入れることになりますから、ちょっと遠慮している人も多いのでしょうか。あまり大金借り入れても、我が家の家計の首をしめるだけだと考えている人も多いのかもしれません。
私の記憶では、専業主婦は「旦那に内緒で、自分のお小遣い程度のお金を借り入れる」人が多いという印象です。

「年収の三分の一以上の借り入れ」を行っている人は少ない

あなたのキャッシング借入合計額は、年収の3分の1を超えていますか。

次のアンケート結果を見てみましょう。あなたのキャッシング借入合計額は、年収の3分の1を超えていますか。というアンケートです。
全体の答えとしては、13.6%の人が「超えている」、86.4%の人が「超えていない」と解答しています。ほとんどの人が、年収の3分の1までで収めていることがわかります。「小額キャッシング」を行う人が多いですから、この結果も予想通りです。

女性の方が借入額は高い

予想外だったのが、男性と女性の解答の差です。なんと、「あなたのキャッシング借入合計額は、年収の3分の1を超えていますか。」へ「超えている」と答えた人の割合が、「勤労者男性9.3%」に対し、「勤労者女性15.3%」「専業主婦16.0%」と女性の方が多い結果になっています。
女性の方が、一度お金を借りると、その借り入れに歯止めが聞かなくなるのでしょうか。専業主婦はそもそも年収がありませんから、これは「旦那の年収の3分の1以上お金を借りている」ということでしょうか?だとしたら大変なことです。
てっきり私は男性の方が、「考えなしの借り入れ」を行っているという印象だったので、この結果は驚きました。
そういえば、角田光代著の「紙の月」という小説でも、「自らの欲望のためにお金を手に入れようと躍起になる女性」が描かれていました。普遍的に女性は、自分のやりたいことに素直なのかもしれませんね。
もし、これからキャッシングを利用する予定のある女性の皆さんは、くれぐれも計画的な借り入れを行うように心がけてください。

キャッシング利用者の利用意図はどんなものなのか?

キャッシング利用を利用する際の目的・使途はどのようなことですか。

その下のアンケートに移りましょう。キャッシング利用を利用する際の目的・使途はどのようなことですか。
というアンケートです。この結果で注目してほしいのは、「男女差」です。

「急な出費」の際にキャッシングを利用する人が多い

「勤労者男性」「勤労者女性」「専業主婦」通して一番多いキャッシング利用目的は、「急な出費のため」という結果でした。
カードローンやクレジットカードのキャッシングは即日融資に対応していることが多く、借り入れたお金の利用意図自由です。そのメリットを活かして、急に必要になった医療費など、「急な出費」に対応するための借り入れを行う人がもっとも多い結果となりました。
これは私の予想通りです。「即日融資」のニーズが強いことからも、この結果は予想していました。

生活費のために借り入れる女性、パチンコなど娯楽のために借り入れる男性

「生活費のため」への回答結果を見ると、勤労者男性の割合よりも、勤労者女性と専業主婦の割合の方が大きいのがわかります。
つまり、男性より女性の方が「生活費に困っている」ということです。
対して男性の割合が大きいのは、わずかですが「返済のため」そして「パチンコ等娯楽のため」の借り入れです。「生活費」のためにお金を借りる女性と、遊ぶためのお金を借りる男性。男女で違いが出ているこの結果は興味深いです。

男女間の収入格差による結果か

これは、男女で「収入格差」があるのが一つの要因ではないかと私は考えています。
国税庁による最新の調査結果では、
正規雇用男性の平均年収は「532万円」なのに対し、正規雇用女性の平均年収は「359万円」という結果になっています。平均年収だけで見てもその年収格差は173万円。この差はハッキリ言って大きいです。
「女性の社会進出」が日本国内で掲げられて久しいですが、結果的にその意識の変化は給与に反映されているとは言い難いです。
今回のキャッシングに関するアンケートでも、そんな女性に対して社会的抑圧があることが表れているといえるのではないしょうか。

「配偶者に内緒」キャッシングを諒した事がある人は全体の6割以上

あなたは今までに、配偶者(夫)に内緒でクレジットカードあるいは、カードローンでのキャッシングを利用したことがありますか。

最後に、あなたは今までに、配偶者(夫)に内緒でクレジットカードあるいは、カードローンでのキャッシングを利用したことがありますか。という質問のアンケート結果を見ていきましょう。
これは専業主婦に対しての質問で、結果は66.7%の女性が、「ある」と答えています。専業主婦の半数以上の人が「自由に使えるお金が欲しい」と、キャッシングを利用しているということです。
こっそりキャッシングを利用しても、あとで借りたお金を返済するために夫など配偶者のお金に手をつけることになうのですから同じ結果だと思うのですが、どうなのでしょうか…。

まとめ

いかがだったでしょうか。調査会社のアンケートから「キャッシング利用者の意識」について、私なりに読み解いてみました。
私は、キャッシングにはそれなりの知識があると思っていました。ですが、実際の利用者の声を見てみると、だいぶ認識のズレがあることがわかりました。
多くの人が「月に一回程度の借り入れを行っている」こと「年収の3分の1以上の借り入れを行う人の割合は女性の方が多い」などは、個人的に意外な事実でした。
これから「キャッシングの利用」を検討しているあなたのキャッシング利用目的はいったいどんなものでしょうか。
カードローンなどキャッシング利用の需要は年々高くなっています。もしあなたがキャッシングを利用してお金を借入れたいと思ったとしても、恥ずかしいことでもなんでもありません。今回の「キャッシング利用者の意識調査の結果」が、あなたのキャッシング利用に対する警戒心を解くきっかけとなれば良いのですが。