電話連絡なしでカードローンの審査を済ませるには

銀行や消費者金融機関で融資を受ける際に気になることといえば、やはり身の回りの同僚、家族、友人に知られないか、というところではないでしょうか。
というのもカードローンの審査では、在籍確認のための電話連絡が職場にくるからです。
せっかっくWEB申込みなどでまわりにばれないように申し込んでも、電話連絡でばれてしまっては元も子もありません。
職場に電話されると聞くと「同僚に知られるぐらいならやっぱりやめておこうかな」と考える人も多いと思うので、ここでは電話連絡とはどういうものなのか紹介させていただきます。

■被写体の人物はストックフォトモデルです。撮影許諾を得ています。


なぜ消費者金融から電話連絡が必要なのか

いくら書類上でどこどこの会社に勤めていると書いていたとしても、お金を貸し付ける側からすると、それだけで信じるわけにはいきません。
そこで実際に勤めている会社に電話をして消費者が在籍しているのかを直接確認している、というわけです。
やはり万が一に備えているというわけですね。

在籍確認で聞かれること

賃金業法で契約者以外の第三者に契約の事実を知らせてはならないという決まりがあります。
なので金融会社の方からそういった話を振られることはありません。
基本的には個人名で電話連絡してきて、
「○○ですけど、××さんはいますか?」といったかんじで聞かれます。
本人が実際その場にいなくとも、電話をとった人が
「はい、お電話かわります。」
「ただいま席をはずしております。」
など、本人の職場での存在を前提とした対応をすることで在籍確認ができるわけです。
一度確認が取れれば、その後電話がかかってくることはありません。
銀行カードローンからの場合は、
「□□銀行のものですが、××さんはいますか?」
と、銀行名を名乗ります。
どちらにせよ、その場で住所や生年月日を確認する場合もあるので、職場で電話連絡がきた場合に備えておきましょう。

オペレーターは意外と融通が利く

個人名で連絡してくるといっても、内容に拘らず同僚に怪しまれてしまう可能性がありますよね。
普段からよく電話がかかってくる方はもちろん大丈夫だろうかと思いますが、日ごろ会社で電話をすることがない人なんかは怪しまれてしまうかもしれませんよね。
若い女性から連絡がきて不倫を疑われる、なんてケースにもなりかねません。
そういった場合、事前に要望をだしておくと、融通を利かせてもらうことができます。
たとえば、オペレーターは男性がいい、△△の件で電話したと言ってほしい、など。
ただ、オペレーターも嘘はつけないので、要望が必ずしも受け入れてもらえるとは限りません。
さらに、電話する時間帯も指定することができます。
といってももちろん早朝や深夜のような、通常の会社の営業時間外の時間は対応できません。

電話がかかってきたときの言い訳

普段職場で自分宛に電話がかかってこない人、特にアルバイトの方は困ることになるかもしれません。
しかも電話口で本人確認のために住所や名前を相手に伝えなければいけないケースもあります。
そんなときは新しくクレジットカードを申し込んだので電話がきます、と言っておけば間違いありません。
電話がかかってくる前にあらかじめ伝えておくと、なおよいと思います。

電話連絡なしで済ませる方法は?

金融機関によっては在籍確認なしで、書類のみでも確認を行っています。
社員証、在籍証明書、給料明細書など、本人が申請書類に記載した会社に実際に所属していることが確認できるものがあればいいようです。
しかし、もちろん基本的には電話での確認となるので、申込みの段階でそのように申告をしておく必要があります。
また、キャッシング会社によって必要となってくる書類も変わってくることもあるので、申込みの際にしっかりと確認しておきましょう。
即日融資のつもりで申込みしたが、当日に書類が足りずに結局次の日、またはそれ以降なんてこともあり得ますからね。

在籍確認自体なしでも大丈夫?

電話でも書類でも在籍確認なしで融資を受けることができるケースもあります。
ただし、その場合の融資額はかなり少なくなるようです。
実際に働いているのが確認できない状態での融資となるので、仕方ないですよね。
その場合、始め数か月の返済状況の様子をみたり、またはあとから在籍確認をしてもらうことで限度額を引き上げることも可能です。
カードローンはとにかく銀行や消費者金融機関をいかに信用させるかが大事なので、気を付けましょう。


高額の借入の場合

ただし、融資の金額が50万円を超えるような高額なものになってくると電話連絡でのみの在籍確認となるようなので、もしそういった予定がある方はご注意ください。

借入をするにあたって、やはり電話連絡というのは基本的に避けられないですが、銀行または業者にあらかじめ要望を伝えておけばたいした心配もなく済んでしまいます。
銀行も消費者金融機関も、同僚にばれたくないという気持は汲んでくれるので、希望があればなるべく伝えましょう。