正社員と比べると、派遣社員は安定した収入ではなく、お金が必要になることも少なくないはずです。
派遣社員の場合、カードローンでの借入が難しいという課題があります。
ここでは、派遣社員がカードローンを利用するときの特徴をご紹介します。
その他今すぐできる審査対策について、「カードローンの審査基準を満たすためにあなたがするべき6つのこと」でも詳しく説明しています。
派遣社員の借り入れが難しい理由
派遣社員の借り入れが難しい理由は収入が不安定だからです。
毎月安定した収入が手に入らないため、金融機関側の判断が厳しくなってしまいます。
しかし、まったく借入ができないわけではありません。
選ぶべき金融機関次第でカードローンを利用することは可能です。
カードローンを利用する金融機関の選び方
カードローンを利用するときは、銀行系か消費者金融系のどちらかを選ぶのが一般的です。
銀行は銀行法という法律にしたがってカードローンを提供しています。
一方、消費者金融系は貸金業法に基づいてカードローンを提供しているため、サービスの性質が違うのです。
それぞれの違いを見てみましょう。
銀行系カードローンのメリット、デメリット
銀行系カードローンは公の信用度が高く、金利が低いことが特徴です。
ただし、融資審査が厳しいことから、派遣社員の場合は審査の通過が難しいかもしれません。
消費者金融系カードローンのメリット、デメリット
消費者金融系カードローンは審査が緩く、派遣社員でも借入しやすいことが特徴です。
金利が高いというデメリットはあるので、繰り上げ返済をするなどして、上手に返済計画を組みましょう。
派遣社員が審査申込をするときのポイント
派遣社員の方がカードローンをするときは、審査申込を通過するためのコツがあります。
以下、どのような方法で審査申込をするのがよいかを見てみましょう。
虚偽の申告をしない
派遣社員の場合、審査を有利に進めるために、少し年収を多めに申告したくなる人もいると思います。
また、勤務先を正社員として偽るのも好ましくありません。
虚偽の申告をした場合、あとから発覚してトラブルになってしまうことも少なくないので、正しい情報を申請しましょう。
短期間に複数のカードローン会社へ申し込みしない
派遣社員からすると、お金を借りるために焦って複数のカードローン会社へ申し込みしたくなるかもしれません。
しかし、金融機関側では情報を共有しているため、複数のカードローン会社へ申し込みすると、申し込みブラックになってしまう可能性が高いです。
1か月の間に1,2社程度に収めるとよいでしょう。
毎月の返済額は少なめにしよう
融資申込をするとき、毎月の返済額を高くすると金融機関が返済不可と判断します。
できるだけ返済額を少なめに設定しておくとよいでしょう。
もし、実際の返済が始まってからお金の余裕があれば、積極的に繰り上げ返済をするのがおすすめです。
勤続年数が長いと有利
派遣社員でも長期間勤務していることは、カードローンの審査に対して有利に働きます。
最低1年以上は勤務していることが条件です。
返済実績を作ろう
カードローンの借入については、クレジット・ヒステリーというものが存在します。
もし年収が高くても返済実績がないと信用されず、融資審査に通過しにくいです。
初めのうちは少額で借り入れを行い、返済実績を積み上げていきましょう。
保険に加入しよう
健康保険に加入することも、カードローンの審査においては大切です。
派遣社員の場合、共済保険や組合保険に加入しているとカードローンが有利になります。
最低でも、社会保険や国民健康保険に加入しておくべきです。
もし、健康保険に加入していないと、カードローンの審査に通過することは難しいでしょう。
派遣社員の在籍確認
派遣社員の在籍確認は、登録している派遣会社に行います。
カードローン会社の在籍確認はあくまでも個人名で電話をかけるので、カードローンを利用していることがバレることはありません。
通常、派遣社員は派遣元の会社ではなく、勤務している派遣先の会社にいるため、在籍確認の電話に出ることができません。
ただし、本人が会社に在籍していれば不在でもかまわないので、カードローン会社としては在籍確認が完了します。
なお、派遣先の企業を書いてしまうと虚偽の情報を記載しているとみなされてしまいます。
間違いで書いてしまっても、審査に通過できないリスクは高いです。
派遣社員でもカードローンは利用できる
派遣社員の場合、カードローンを利用するのが難しいと感じる人も多いです。
しかし、決してカードローンが利用できないわけではありません。
さまざまなコツを覚えれば十分に審査に通過することはできます。
ぜひ、派遣社員の方もカードローンを利用してみましょう。