借金の借り換えを行うとどれくらい返済が楽になるの?

現在多重債務の返済で苦しんでいる人も少なくないでしょう。
復数のカードローンなどキャッシングを利用していると、それぞれで高い金利が適応され、多くの利息の支払いを求められます。
そうでなくとも、高い金利のキャッシングを利用しているというその一点だけで、大きな返済のストレスを感じている人も少なくないはずです。
現在そうした状況におかれている方には、ぜひ早い段階での借り換えをおすすめします。

利息


借金の借り換えとは?

借金の借り換えとは、現在借り入れているキャッシングをまるごと別のローンに鞍替えすることを言います。
一社のキャッシングで、一旦完全に返済完結を果たした後、別のローンから同じ金額を借入れることを「借り換え」と呼びます。
または、復数のキャッシングを一本にまとめることも「借り換え」と呼ぶこともあり、とにかく、現在のキャッシング状況を別の借り入れで変えてしまうことを総じてこう呼びます。

借り換え(おまとめローン)のメリット

一社のキャッシングを借り換えるだけでは、効果が小さく実感し辛いかもしれません。ですが、おまとめローンを利用した時、その効果は絶大です。
例えば3社から10万円ずつお金を借りていた場合、それぞれの業者から小額キャッシングゆえ上限金利を適応されるでしょう。
しかしおまとめローンで借金の一本化を行うことで、借入額は30万円となり、適応金利の引き下げを行うことができるのです。
さらに、借入件数が少なくなることで、後の審査にも有利となります。他社借入がある状態での審査については、「他社から借り入れがあっても大丈夫?」で詳しく説明しています。

デメリットはある?

借金の借り換えによるデメリットはほとんどありませんが、強いていうならそこにかかる手間と時間がかかること、そして返済の意識が薄れてしまうことでしょう。
おまとめローンなどの利用時にも通常のキャッシングと同じく審査があり、この審査は通常のカードローンなどと比べて厳しく設定されています。
この審査に通って借り換えを成功させた時点で、返済が完結したと錯覚してしまう人も少なくないのです。


返済シミュレーションで借り換えローンのメリットを調べてみた

実際に借り換えるとどれだけお得なのか、返済シミュレーションを使って調べてみましょう。
例えば今回は、借入元金の残高が10万円、返済期間が2年、現在の適応利率が18.0%だと仮定します。
借り換え後の設定を、返済期間が半分の1年、適応利率を15%と設定して、どれくらい総返済額が減るのか調べてみましょう。
結果、現在月々4,992円返済しており、年間通して59,904円返済。それにより総返済額は119808ですが、この状況が借り換えによって一気に変容します。
借り換え後は、月々の返済額が9,025円と増えるものの、総返済額で考えると10,8300円となり、借り換え前より11,508円減るのです。


多重債務を抱えていた場合、借り換えの審査に落ちてしまう?

他社借入を抱えた状態では、借り換えローンやおまとめローンの審査に落ちてしまうのでしょうか。審査について詳しくみてみましょう。

信用情報に問題があると審査落ち

おまとめローンは多重債務者がメインターゲットですから、多重債務があるというだけでは審査で不利になりません。
問題は過去の借入情報などの信用情報です。返済遅延や債務整理の記録が残った状態では、おまとめローンの審査に落ちてしまうと思ってください。

審査に不安なら消費者金融のおまとめローンがおすすめ

銀行のおまとめローンよりも、消費者金融のおまとめローンをおすすめします。消費者金融の通常キャッシングには、総量規制がかかるため年収の3分の1を超えるお金を借入れることができませんが、おまとめローンだけは総量規制の対象外です。

アコム:貸金業法に基づく借換え専用ローン

具体的に、アコムの借り換えローンをみてみましょう。

omatome
金利 限度額 融資
7.7%~18.0% 1万円~300万円 最短即日

アコムの借り換えローンは、限度額が300万円と低めで、金利も銀行のローンと比べると高めですが、何より最短即時融資に対応しているのが魅力です。
借り換えを急いでいる方におすすめです。

消費者金融のおまとめローンは甘い?

消費者金融のおまとめローンは、他社利益を奪うことができるという点で、貸付に積極的な面があります。
消費者金融としては他社から借金されるより、うちで借金の一本化してもらった方が、利益を奪うチャンスがあるということを考えるのです。しかしここには貸し倒れのリスクも潜んでいるため、ハイリスクハイリターンな貸付だと言えます。


返済で悩んでいるなら積極的に借り換えを

現在多くの利息を支払っていることなどを原因に返済で苦しんでいるなら、早い段階の借り換えをおすすめします。
金利の引き下げは早ければ早いほど効果が大きく、返済の悩みは後回しにすればするほど大きくなっていくからです。
借り換えに積極的な消費者金融や銀行は少なくありません。ぜひネットで調べてみてください。

借金を借り換えても返済はここから

もしキャッシングの借り換えが成功したとしても、返済が本格的に始まるのはここからです。
抱えている借金の金利が引き下がったとしても気を抜かずに、返済に対してしっかりと強い意識を向けていくことにしましょう。


手に負えない借金は債務整理

借金の返済がもはや自分の支払い能力を大きく超えて閉まっている場合は、借り換えよりも債務整理を行うべきです。
債務整理を行うと、返済額をかなり少なくすることができるだけでなく、今後の借金が免除されるものまであります。
借り換えても返済計画が現実的にならないなら、弁護士や司法書士と協力して債務整理を行いましょう。