個人融資って大丈夫なの?~個人間融資を受ける時注意すること~

この世には、個人と業者間で行うお金の貸し借りだけでなく、個人間で行うお金の貸し借りも存在します。
そんな「個人融資」ですが、見ず知らず同士で行う借金は、果たして法律的に何も問題がないのか?
また、どこでお金を貸してくれる人を見つけるのか。それを調べていきましょう。

友人からお金を借りる

個人融資を利用する人の特徴

まずは、個人融資を受けることを希望する人の特徴からみてみましょう。
個人融資を受けている人は意外と多くいるものの、その特徴は皆似通っています。

1.信用情報に傷がついており、正規の業者の審査に通らない

一番多いのが、過去に正規の消費者金融からのキャッシングを利用して、その返済時に金融事故を起こしてしまったという人です。返済遅延や債務整理などの事故記録は、信用情報に短くとも5年は残ってしまうため、その間は正規の業者が行う審査に通るのが難しいです。
審査に通りにくい状態でも、どうしてもお金を借りたい…と思った人が仕方なく個人融資に頼るという流れです。

2.家族や友人に頼ることができない

頼れる家族や親身になってくれる友人が近くにおらず、誰かに「お金を貸して」と言えない人も、個人融資に頼りがちです。

3.ヤミ金は怖いけど、個人融資ならまだ安心だと思っている

正規の消費者金融からお金を借りられなくなり、借り入れる選択肢の中に「ヤミ金」が出てきたが、ヤミ金からお金を借りるのは怖い…。
そんな人にとって、「まだマシ」だと感じるのが「個人融資」。国に正規の申し出を行っていない融資である点は同じですが、お金を貸してくれる人の中には善良な人が多いのも事実です。

個人融資は違法ではないのか?

では次に、そもそも個人間で行うお金の貸し借り自体に違法性は無いのか?という疑問から考えていきましょう。
一般人同士でお金をやり取りしている光景は、あまり良いイメージを抱きませんが…。

個人融資は違法でないものの、法整備が行われている

個人融資自体には、実は何の違法性もありません。さらに、個人間の融資でもしっかりと法整備がなされています。個人融資であったとしても、金利上限法や利息上限法が適用されます。個人融資を行うさい、借用書をしっかりと用意していると、その借用書が法的にもしっかりと認められます。

個人融資で設定されている上限金利は年率109.5%

個人間で行う借金で設定できる金利は、上限が109.5%です。金融機関で適用される金利が上限20%ですから、5倍以上の金利を設定できるのです。しかし、やはり正規の消費者金融と違い、個人間の融資の設定には法的拘束力が弱いです。「返済されない」、「利息が払われない」などのリスクが金融会社から行う借金より高いはずです。そのリスクを見越して、高い上限金利が設定可能となっているのではないでしょうか。

109.5%の金利でお金を借りると利息はどれくらいになる?

実際に、個人融資で上限いっぱいの「109.5%」という金利でお金を借りた場合どれくらいの利息を支払うことになるのか。少し計算してみましょう。
例えば個人間で10万円借りて、適用金利が109.5%だった時の利息は、「10万円×1.095÷365日×30日」で「9000円」となります。
一年で換算すると、その利息は10万9500円にもなります。消費者金融から請求される利息と比べると、とても大きな金額となってしまいます。

個人融資の時効もある

借金には「返済の時効」が設定されているものですが、個人融資にもこの時効が設定されています。個人融資の場合、返済が免責になる時効は「10年」と設定されています。ちなみに金融機関からお金を借り入れた場合、返済の時効は「5年」とされています。

個人融資はどこで受ける?

では実際に金融機関ではなく、個人から融資を受けたいと思った場合、どこからお金を借りればいいのか。誰に、どのように頼めばいいのか。それをみていきましょう。

ネット上の掲示板で貸してくれる人を探す

実はネットから「個人融資」と検索すれば簡単に、個人融資専門の掲示板で「お金を貸したい」という人を大勢見つけることができます。どんな条件の人にお金を貸すかは、その人の定めた条件によって異なりますが、「個人間でお金を貸してくれる人」をネット上で見つけるのはとても簡単です。
お金の貸し借りのために個人間でメッセージのやりとりが面倒な人は、専門の仲介会社が交渉を代行してくれる場合もあります。

借用書を作るのを忘れずに

個人間のやり取りにはトラブルがつきものです。業者と個人間の借金でトラ物が起こるのに、個人間の借金でトラブルが起こらないはずがありません。
後々借金返済などでもめないために、先んじて「借用書」を作っておくことをおすすめします。

ちょっと待って!個人融資を受ける前にできることがある

個人融資を受けようかと、個人融資を斡旋する掲示板の書きこみを行うつもりのあなた。本当に、個人融資を受ける以外にどうしようもない状況にまで追い込まれているのでしょうか?
個人融資は確かにメリットも多いですが、個人間でお金のやり取りをするのはやはりリスキーです。個人間で融資を受ける前に、もう一度他の方法も検討してみてください。

審査の甘い消費者金融からお金を借りる

「私はどこの消費者金融の審査も通らない」
と思い込んでいるかもしれません。しかし、消費者金融の数は多いです。アコムやアイフルなど、皆が名前を知っている業者以外にも、審査の甘い消費者金融も数多く存在しています。
「信用情報に傷ついたブラックな方でもご相談ください」という宣伝文句の消費者金融が狙い目です。そういった消費者金融は、他の消費者金融より審査基準が柔軟であることが多いからです。

過去のトラブルがあっても審査に通る「キャレント」
金利  7.8%~18.0% 限度額  500万円
審査  最短即日 融資 最短即日

キャレントは、ブラックな方への審査が柔軟な消費者金融です。その表れが、ホームページの申し込みフォームにある「過去トラブル入力欄」です。こういった項目がある時点で、キャレントは最初から「ブラック」な情報の持ち主への融資を見込んでいるということです。
大手消費者金融にサービスで劣る中小消費者金融にして、最短で即日融資も可能なキャレント。個人融資を受けるまえに、ぜひ一度借り入れを検討してみて下さい。

ブラックでも借入可能な「銀行カードローン」を利用して個人融資を受ける

銀行カードローンは、キャッシングをメインで扱う金融会社ではないので、貸金業法のしばりをうけません。それゆえ消費者金融とは違う審査基準を設定しているため、銀行カードローンもブラックへの融資が可能です。
銀行カードローンは金利が低く限度額も高く設定されているため、キャッシング利用者が使いやすい設定が組まれています。それゆえ年収など、支払い能力が高くないと審査に通らないのでは…と思われがちです。しかし、最近の銀行カードローンは、消費者金融並に審査基準を柔軟にしてくれています。個人融資を受ける前に、一度試して見る価値は十分あります。

審査が柔軟で融資を受けやすい「三菱東京UFJ銀行カードローン」
金利  1.8%~14.6% 限度額  500万円
審査  最短即日 融資 最短即日

現在最も優秀な銀行カードローンは、この「三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック」だと私は考えています。
1.8~14.6%の低金利、銀行内のテレビ窓口で即日融資を受けやすい、審査も保証会社のアコムが請け負うので基準が柔軟。という、三拍子そろった理想的な銀行カードローンなのです。
審査基準が柔軟な三菱東京UFJ銀行カードローンからの融資を一度、チャレンジしてみませんか?

クレジットカードのキャッシング枠を利用して融資を受ける

もしかして、あなたの財布には「クレジットカード」が入っているのでは?
クレジットカードは、ショッピングを楽しむ機能の他、ATMからお得にお金の借り入れが可能な機能が付帯しています。ショッピング枠を使いすぎていなければ、キャッシング機能を使って数十万円から数百万円融資を受けることができる場合があります。個人融資に踏み切る前に、一度手持ちのショッピングカードを作ってみてはいかがでしょうか。
キャッシング機能を利用するために、即日発行可能なクレジットカードを作るという手もあります。

ソフトヤミ金も結局闇金

闇金よりも「取り立て」などの対応がソフトな、通称「ソフトヤミ金」というものが最近多くなっています。
ソフトヤミ金も、審査が甘くブラックな方への融資も可能ですが、ソフトヤミ金も対応が優しいだけで違法です。それに、はじめこそ対応が優しかったソフトヤミ金も、いずれ対応が厳しくなるものも多いです。それに、返済が滞ると、ソフトではない闇金を紹介されるなど手口も様々です。

まとめ

正規の業者からお金を借りられなくなった人が頼りがちな「個人融資」。
個人融資を受ける際知っておくべきなのは、以下のポイントです。

  • 個人融資の上限金利は109.5%であること
  • ネット上には個人融資の掲示板が多くあり、仲介業者も存在すること
  • トラブルが起こりがちなので注意しておくこと

訳あって正規の業者からお金を借りられない人にとって、優秀なセーフティラインである「個人融資」。利用する際には、しっかり注意しながら利用しましょう。
それに、個人融資を受ける前に、お金を借り入れるための手段は少なくありません。個人間でお金をやり取りするのは最後の手段としておき、その前にできることはすべてやっておくくらいの気概が必要です。