お金がない、こんなシチュエーションは想像したくもありませんが、多くの方がお持ちのこの苦い経験。しかし、人間はひとりではありません。あなたにとってもっとも身近な存在に助けてもらうのもアリです。
お金を借りる行為は心苦しいものです。親しい存在でも、なかなか言い出せることではありません。しかし、お金を借りるという行為が、ひょっとすればふたりの距離を縮めるきっかけとなるかも。ここでは、恋人からお金を借りる場合のポイントとコツを説明します。
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恋人という存在
家族以外で、自分のことを一番知り尽くしている存在。それが恋人というものでしょう。単に愛し合っているだけでなく、いいところも悪いところも認め合い、助け合いながら関係を築いていけるかけがえのない存在といえます。
何でも知っている分、何でも言い合えるのも恋人。そして何でも頼めるのが恋人ともいうこともできます。付き合いも長くなると、家族同然みたいに甘えて、気軽に「お金かして」という場合もあるかもしれません。
この時の恋人のリアクションは、その人がどんな性格かにもよるでしょう。小さなことにこだわらない大らかな人は、大きく受け止めることはないでしょう。しかし。とても生真面目でしっかりした人であれば、相手に不信感を抱くかもしれません。
恋人にお金を借りていいかどうかは、その額と恋人の性格、付き合ってきた年月、ふたりの力関係と、さまざまな要素が絡んでくるといっていいかもしれません。
家族や友達になくて、恋人にあるもの
家族や友達にお金を借りるより、恋人に借りる場合のメリットは何でしょう？それは、ふたりの関係、距離感がもっとも分かる一つの目安として使えることでしょうか。
恋人関係は、家族や友人関係と違い、壊れやすくはかないものです。昨日までふたりの絆は強固に結ばれていると思いきや、何かの弾みでそれが切れ、離ればなれになるなんて話は珍しくありません。一見、とても愛し合っているふたりでも、「本当にお互い好きなのか」と疑問を抱えているのも、恋人同士なのです。
そこで、ふたりの愛の強さを確かめる意味でも、「恋人からお金を借りる」という行為は、一つの踏み絵になるかもしれません。もし、あっさりお金を貸してくれるのであれば、あなたに対する恋人の信頼は強く、愛の力も保証されるといっていいでしょう。
ごちそうになるのも借金？
お金を借りるといっても、その金額によって性質は大きく異なってきます。たとえ100円の借金でも、貸した人によっては立派な借金であり、返さなかったらいつまでも催促の矢が飛んできます。それがたとえ恋人同士であったとしても、あり得ることです。
恋人同士で食事をしていて、よくある光景。それは、片方がお金を持っていなかったとき、相手に立て替えてもらってごちそうになるシチュエーションです。お金を代わりに支払っているわけですので、厳密にいえば借金です。しかし、直接現金を借りたわけではないので、お金を借りたという感覚はないでしょう。感覚がなければ、いつの間にか忘れてしまい、いつまで経っても返済しない日々が続きます。
食事代を誰が負担するかどうかは、恋人同士であれば暗黙の了解か、事前に話し合って決めていることかと思います。もし、既成のルール外で「相手に出してもらった」ということになれば、それは恋人への借金と心得ておきましょう。
男と女、どちらがお金を借りやすい？
恋人にお金を借りる場合、彼氏と彼女、どちらがお金を借りやすいでしょうか？これは難しい問題ですね。男女の性差より、その人の生活によるところが大きいといえるでしょう。
一般的にいえば、男のほうがお金を借りるケースが多いかもしれません。女性のほうは、なかなか彼氏に「お金かして」とはいえません。恥じらいをもっている日本人女性なら、なおさらその傾向は強いといえるでしょう。
同棲であれば借りやすい？
恋人も付き合いが長くなると、結婚への準備として、同棲生活に入るもの。つまり、同じ家計でやりくりするわけですから、恋人への借金はしやすくなるという面もあります。
お金の管理をしっかりやってくれるパートナーであれば、借金も必要なくなってくるかもしれませんね。それまで彼氏のほうが野放図に使っていたけど、彼女が財布を握るようになってからは貯金もできるようになった。こんなかたちが理想的かもしれません。
借用書はいるのか？
消費者金融にお金を借りる場合、当然契約書というのを結びます。お金の貸し借りの関係であることを示す借用書となるわけですが、これが恋人にお金を借りる場合、必要なのかという問題があります。
これも、借金の額と相手の性格によるでしょう。できれば、高額な借金をしても、借用書なんて物騒なものは用意せず、恋人からは信用される人間でありたいですよね。
まとめ
恋人からお金を借りる行為が是か非か、影響を与えるかどかは、恋人同士の愛の強さにかかってくるといっていいでしょう。決して借金が理由で破綻とならないよう、普段から信頼関係を築いていきましょう。