銀行と消費者金融を比較!カードローン金利の違いを紹介

この記事を見ているということは、カードローンの金利について悩んでいますよね?一口にカードローンといっても、その種類はたくさんあります。発行元の金融機関を大きく分けると2つになり、銀行と消費者金融が一般的です。まずはこの2つの違いを知ってからでないと、カードローンの選択や比較にいつまでも思い切ることができません。

銀行と消費者金融の違いを知れば、金利を5%近くも変えることができます。これからキャッシングを使い始めようという方にとっても、金利の比較は重要な要素の一つです。顎に手をあてて首をかしげる男女

カードローンの金利はどんな要因で変わる?

キャッシングにおける金利は、限度額とあべこべの関係で、どちらかが上がればどちらかが下がるようにできています。そのため、低金利でカードローンを利用するためには、高限度額での申し込みをして審査に通る必要があるのです。しかし、はじめから限度額を高くして申し込むと、審査に通るのはとても難しくなってしまいます。

例えば大手消費者金融のアイフルであれば、金利が「4.5~18.0%」、限度額が「500万円以内」というように、各金融機関で決まっています。極端な例を言うと、仮に10万円を借りたとしたら18.0%の金利になり、500万円借りたとしたら4.5%の金利になります。

こういった金利は「利息制限法」で、次のように定められています。

(表1)

限度額 10万円未満 10万円以上100万円未満 100万円以上
上限金利 年20.0%以下 年18.0%以下 年15.0%以下

この表を見ると、「借りる金額が10万円未満だと、金利は20.0%になってしまうの?」と思い込んでしまう方もいらっしゃるでしょう。実際、カードローンの利用者の大半は借入額が10万円未満ですが、契約時は基本的に限度額を10万円~50万円にしてもらえるので、18.0%でキャッシングを利用することになります。

銀行と消費者金融の金利はなぜ違うのか比較してみた

カードローンのランキングを見ていると、会社ごとに金利の違いがあることがわかります。違いを大きく2つに分けると、銀行が14.0%前後、消費者金融が18.0%前後の金利になっています。

この違いは、それぞれの審査の通過率に表れています。銀行は審査基準を厳しくして、返済が滞らない利用者と契約を結んでいるため、低金利でカードローンを提供できます。一方で消費者金融は、幅広く利用できるよう審査通過率は高いですが、返済が遅れてしまう利用者もいるため、少し高めに金利設定がされています。

また、大手消費者金融はほとんどの会社が上限金利を18.0%にしていますが、銀行は会社によって差やばらつきがあります。
例えば、メガバンク3社のカードローンを例に挙げてみると、下記の通りになっています。

(表2)

銀行名 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
金利 年3.0~14.0% 年4.0~14.5% 年1.8~14.6%

低いパーセントの下限金利、高いパーセントの上限金利、どちらを見ても違いがありますね。メガバンク以外で例をあげれば、オリックス銀行カードローン(3.0%~17.8%)、住信SBIネット銀行のMR.カードローン(1.89%~7.89%)など、銀行によってまだまだ差があります。

金利が気になるなら銀行カードローンでいいの?

ここまで金利を見てきて、なかには「〇%~〇〇%って表示だから、低いパーセントの方で借りられないの?」と考える方もいらっしゃるでしょう。しかし表1でご説明したように、カードローンは限度額によってその金利が定められています。そのため、限度額が100万円を超えない限りは、高いパーセントの金利でキャッシングを利用することを覚えておきましょう。

そうなると、全体的に見て低金利なのは銀行であることは間違いありません。
そこで、カードローンを発行する理由が一時的なものなのか、それとも長期的になりそうなのかを考慮して決める必要も出てきます。

一時的であれば、大手消費者金融のカードローンを選択肢に入れても良いです。なぜなら「アコム」や「プロミス」といった会社は、はじめての利用者に対して30日間の無利息サービスを行っているからです。数か月程度で返済できる計画であれば1か月分の利息がゼロになるので、銀行カードローンと大差ありません。

無利息サービスを提供している消費者金融
アコム プロミス
※利用条件:メールアドレス登録とWeb明細利用の登録
アイフル ノーローン

まとめ

まとめると以下の通りです。

  • 金利と限度額はあべこべの関係で、契約した限度額によって金利は決まる
  • 審査通過率の違いから、銀行と消費者金融の金利には差がある
  • 銀行カードローンは、銀行によって金利の差に開きがある
  • 大手消費者金融の中には、初回利用者に対して無利息サービスを提供している会社もある

単純な比較であれば、銀行カードローンが優れていることはわかります。しかし状況に応じて、審査通過率の高い消費者金融のカードローンを利用することも視野にいれることで、場合によっては銀行よりも良いサービスがあるキャッシングを利用することができます。無計画に申し込むのではなく、「せめて毎月〇万円ずつ返済していく」という返済計画をたててから申し込んでくださいね。