消費者金融からの借金の記録があると、賃貸契約を結ぶ際にその記録が不利になってしまうことがあります。
賃貸契約を結ぶ際には家賃保証会社の保証を受けることになりますが、この時保証会社が信用情報を審査するのです。この時信用情報に、過去のキャッシング履歴があると不利です。家賃保証会社が重要視するのは過去の家賃支払い遅れです。
保証人を設定せずに保証会社を利用した時に、保証会社が信販会社だった場合借金の記録が賃貸契約に絡んでくるのです。
賃貸契約でなく他社借入がある状態でのキャッシング審査について、「他社から借り入れがあっても大丈夫？」で説明しています。
基本的に消費者金融の借金が賃貸契約に影響することはない
基本的に消費者金融からの借金が賃貸契約に影響を及ぼすことはありません。今現在消費者金融からいくらお金を借りていようと、それにより賃貸を借りづらくなる…なんてこともありません。
家賃の支払いを保証する家賃保証会社の審査で消費者金融のりよう履歴を見られることはないからです。大きな金額借りていようと、消費者金融への返済が遅れていたとしても、それが賃貸契約に影響することはありません。
入居審査に有利な条件とは？
では改めて、賃貸契約において有利な条件を見ていきましょう。
賃貸契約で有利になるのはこんな人です。
- 家賃の滞納記録がない
- 所得証明書など、必要書類に不備がない
- しっかりとした職場で働いている
- その他、大家等が認める条件が揃っている
保証会社が審査を行うとしたら、一番上が重要です。
一番下の条件は大家によって求められる条件が異なりますが、身なりがきちんとしていて、受け答えがしっかりしている人が大家の認められやすい有利な条件です。
家賃保証会社を利用した場合
問題はここです。賃貸契約で家賃保証会社が利用された場合。
連帯保証人を立てれば、家賃保証会社を利用する際の初期費用が浮くだけでなく、厳しい家賃保証会社の審査を受ける必要がありません。できれば家賃保証会社でなく、連帯保証人を設定したいところです。
家賃保証会社のメリット・デメリット
とはいえ、連帯保証人をたてずに賃貸契約を結ぶことができるのは大きなメリットです。中にはあらゆる事情で連帯保証人を立てることができない人にとっては頼りになる存在です。
保証人を立てないと借りられない賃貸と契約を結ぶことができるようになるため、選択肢が広がるでしょう。
しかし初回入居時に初回保険料を取られてしまうので負担が増えるのはデメリットと言わざるを得ません。
保証会社が信販会社だったとしたら審査で信用情報が見られる
利用する保証会社の種類が、クレジットカード業務を扱う信販会社だった場合、審査の過程で信用情報を見られることになります。
特にクレジットカードの支払い延滞、クレジットカードのキャッシング履歴、債務整理の記録などが残っていた場合、保証会社の審査に響いてしまいます。
保証人をつけることで賃貸契約を結ぶことができる
この時の対策として一番有効的なのはやはり、賃貸契約で連帯保証人を付けておくことです。
これなら消費者金融からだろうとクレジットカードのキャッシングだろうと、どれだけ多くのお金を借入れていても、返済が遅れていようと債務整理を行っていようと審査に影響が出ることはありません。
大家が直接賃貸契約を結ぶ場合もある
保証会社でなく、大家と直接賃貸契約を結ぶこともあります。
その場合重要視されるのは、申し込んだ人の人柄です。人間はどうしても見た目で判断されることが多く、大家さんの判断で契約を結ぶ場合は、さらに職業で判断されることも多いです。この場合信用情報を見られることはありませんので、消費者金融の借金はより関係のない話題となります。