「カードローンには金利があることはわかるけど、利息の計算がわからない!」「そもそも利息そのものがよくわからない!」
キャッシングの利用を考えている方が一度は通る道として、金利と利息の仕組みがあります。この仕組みをきちんと理解できないと、想定していたよりも金利で借り入れをしてしまい、利息のせいでなかなか返済が終わらないというのが、ありがちなケースです。
そこで今回は、はじめての方にもこれまで曖昧にしていた方にも、わかりやすくカードローンの金利と利息の仕組みについてご説明します。申し込んでから「えっ?思っていた金利と違う!」(筆者体験談)なんてことにならないように、皆さん目を通しておきましょう。
大抵の場合は上限金利で利用するのがカードローン
皆さんもご存知の通り、カードローンの金利は「○%~△%」という表示にされています。いわゆる変動金利制というもので、利用する借入金額によって金利が決まります。近頃の消費者金融ではおよそ「4.0%~18.0%」という相場になっており、以前よりもユーザーへの負担が減ってきています。
しかし、カードローンはその時に借りた金額によって金利が決まるわけではない、ということをご存知でしたか?では何で決まるのかというと、発行したカードローンの限度額によって決まります。限度額内であれば、金額を問わず借り入れと返済を自由に行うことができるので、最初に金利を決めておくわけですね。
ただし限度額をいきなり100万円以上にしてくれる金融機関はないため、どうしても金利は高めになってしまいます。また、100万円未満の場合はほとんどの金融機関で上限金利が適用されるようになっています。そのため、カードローンを利用する場合は「○%~△%」の大きい数字の金利で借りることを想定して申し込みましょう。
利息の計算方法は1つだけ!
- 借入金額×金利÷365日×借入日数
こちらテストに出ますので、よく覚えておきましょう。
どの金融機関であっても、上記の式に当てはめれば電卓を使って利息を簡単に計算することができます。ちなみに、年間の利息は「借入金額×金利」で、1日単位の利息は「借入金額×金利÷365日」で計算することができます。
しかし仮に10万円の借り入れをしても、それをまとめて返済する利用者の方が稀です。つまり毎月少しずつ返済をするわけですが、初めに借り入れをした元金が減ればそれだけ利息も減っていきます。2回目以降の返済では「(借入限度額-これまでの返済額)×金利÷365日×借入日数」という計算になるというわけです。
参考にしてほしい利息の具体的計算例
具体例をあげて説明します。
金利18.0%のカードローンを発行して、20万円を借りて、6ヶ月後(180日後)にまとめて返済した際の金利は以下の通りです。
- 200,000×0.18÷365×180=17,753円
20万円借りて半年後にまとめて返済する頃には、217,753円になってしまうわけですね。
一方で毎月4万円ずつ返済をしていくと、以下のように利息が減っていきます。
- 1ヶ月目:200,000×0.18÷365×30=2,959円(返済額と合わせて42,959円)
- 2ヶ月目:160,000×0.18÷365×30=2,367円(返済額と合わせて42,367円)
- 3ヶ月目:120,000×0.18÷365×30=1,775円(返済額と合わせて41,775円)
- 4ヶ月目:80,000×0.18÷365×30=1,183円(返済額と合わせて41,183円)
- 5ヶ月目:40,000×0.18÷365×30=591円(返済額と合わせて40,591円)
- 合計利息8,875円
期間は1ヶ月短いですが、合計利息は8,875円と低くなりました。まとめて返済するよりもこつこつと返済を続けた方がお得というわけですね。
仕組みについてさらに興味がわいた方は、現在のカードローンで主流となっている「残高スライドリボルビング方式」を調べてみましょう。
最近流行の無利息サービス
話は少し本筋から逸れるのですが、これからカードローンの利用を検討されている方に朗報があります。
「レイク」や「プロミス」等の大手消費者金融では、はじめての利用者に対して「無利息サービス」を提供しています。借り入れはじめの30日間は、金利に関係なく利息0円という素晴らしいサービスです。カードローンというものを経験してみたいという方には、このサービスを実施している大手消費者金融から入ってみることをおすすめいたします。
まとめ
今回の内容の要点をまとめました。
- カードローンの金利は限度額によって決まる
- 限度額100万円未満の場合は上限金利が適用される
- 利息の計算方法は1つだけ!「借入金額×金利÷365×借入日数」
- 数か月後にまとめて返済するよりも、こつこつ毎月返済した方が利息をおさえられる
- はじめての利用者は大手消費者金融の無利息サービスがおすすめ
カードローンは毎月こつこつ返済を続ける方が、金融機関にとっても利用者にとっても良いことがわかったと思います。申し込む前には、候補の金融機関できちんと利息の計算をして、万全の返済計画をたてましょう!