返済が苦しい…「おまとめローン」と「自己破産」どちらを選ぶべき?

現在キャッシングで借入たお金の返済、そして利息の支払いでも悩んでいる人は多いはずです。
さらに返済が切羽詰っている方の中には、自己破産に踏み切るべきか、おまとめローンで借金の一本化を行うべきか悩んでいる…なんて方もいるのでは?
そんなあなたのために、自己破産とおまとめローンの違い、実際に手続きを行うべきタイミングについて考えていきましょう。

手で止める男性


自己破産は最後の手段!

まずあなたに伝えたいのは、自己破産は返済に窮してしまった最後の手段として捕らえておくべきです。
自己破産を行うと、返済の心配こそ一切無くなるものの、それまでのような安定した生活を手放すことになります。自己破産が頭をよぎったとしても、まずは自己破産以外の選択肢を模索するべきでしょう。
早く返済の負担から逃れたいその気持は理解できますが、一度落ち着いて、自己破産以外選択肢が残っていないか、もう一度確認してみてください。


おまとめローンは安全で気軽なのがメリット

おまとめローンは多重債務で苦しんでいる人向けのサービスです。おまとめローンを利用すれば、多重債務を一本にまとめるだけのお金を借入れることができます。
おまとめローンは誰の手を借りずとも借入れることができ、その借入れた記録で後の審査に悪影響を及ぼすこともありません。

即日融資に対応したおまとめローンも

おまとめローンの中には、即日融資に対応したものがあるくらいです。
消費者金融のおまとめローンが即日融資に対応しているパターンが多く、ネットからの申込みが気軽です。
または大手消費者金融の自動契約機から申込みも可能であることも。自動契約機から通常のカードローンに申込み、多重債務が原因で審査に落ちた場合、審査結果の画面でおまとめローンの利用をすすめられるほどです。

借金の一本化で金利が下がる

どうしておまとめローンの利用で金利が下がるのか、考えてみましょう。
カードローンの借入額は多ければ多いほど、適用金利は引き下げられます。つまりおまとめローンで借金の一本化を行えばその分借入額は膨らみますから、それにより適用金利が引き下がるというわけです。
散らばっていた小額キャッシングも、一つにまとめることである程度の金額になるということです。

消費者金融のおまとめローンは審査が甘い

消費者金融のおまとめローンのメリットは、なんといっても審査が甘いということに尽きます。多重債務はそれだけで審査に落ちるきっかけとなってしまいます。
属性や信用情報の審査に自信がないのなら、たとえ銀行のおまとめローンほど金利が下がらないとしても、消費者金融のおまとめローンでの一本化を狙うべきです。

銀行のおまとめローンは低金利

銀行のおまとめローンは、消費者金融のおまとめローンと比べるとかなり金利が低いです。
おまとめローンの一番の目的が現在の適用金利を引き下げることですから、銀行のおまとめローンを使うことで、さらにその願いが果たされることとなります。
もっと詳しく、消費者金融のおまとめローンと銀行のおまとめローンの大きな違いを、「消費者金融のおまとめローンVS銀行のおまとめローン!頂上対決」で詳しく書いています。


自己破産で借金が免責される

自己破産は債務整理の手続きの中でも一番効果があると言えます。
なんせ自己破産の手続きを行うと、今あなたが抱えている借金が免責となり、今後一切の返済が不要になるからです。
おまとめローンのように金利が引き下がり、支払う利息の金額が少なくなるどころの騒ぎではありません。
ですがその代償もとても大きなものです。だからこそ、返済に行き詰まった時の最後の手段なのです。

財産の多くを差し押さえられる

自己破産を成功させると、原則20万円以上の価値がある財産を差し押さえられてしまいます。つまり家や車、その他大きな財産はすべて失ってしまうということです。
今後は必要最低限の財産で生活を、ゼロから立て直さねばならなくなります。
また、自己破産後職業によっては就くことができないものがあります。
自己破産は弁護士に手続きの依頼を出すことになりますが、必ずしも成功しないケースがあるのにも注意が必要です。

10年間は信用情報に残ってしまう

自己破産のデメリットとして、その自己破産の記録が10年もの間信用情報機関に残ってしまうというものもあります。
その記録が残った状態では、新たにローンを組むことができず、クレジットカードへ申し込んだとしても問答無用で審査に落とされてしまいます。
以前はキャッシングに頼った生活を行っていたとしたら、少ない財産でキャッシング無しの生活を取り戻すのはかなり難しいのではないでしょうか。

自己破産以外の債務整理も検討して

債務整理は自己破産だけではありません。
任意整理や、個人で行うことも可能な個人再生など、返済額を減らすための手続きを調べてみましょう。
再度言いますが、自己破産は最終手段です。他の債務整理にもメリットとデメリットが混在しているものの、自己破産ほど大きなデメリットではありません。
まずは他の債務整理でなんとか返済の目処を立てられないか模索してみてください。
自己破産以外の債務整理に関する詳しい情報は「債務整理とは?」で説明しています。そちらも参考にしてください。