キャッシングを利用する理由と対処法

キャッシングを利用したいと考える人は多いと思います。
みなさん、どのような理由でお金を借りているのでしょうか。
ここでは、キャッシングを利用する理由についてご紹介します。

財布を見て悲しむ女性


生活費・教育費を理由にキャッシングする人は多い

キャッシングを利用する理由はどのようなものが多いのでしょうか。
まずは、よくあるキャッシングの理由についてご紹介します。

生活費や教育費の不足が多数

キャッシングを利用する理由は、生活費や教育費の充当が多いと言われています。
およそ3人に1人がこの理由でお金を借りているそうです。
原因は、低収入や給与・賞与カットが挙げられます。

事業資金の補てん

個人事業主や法人の方で、事業資金が足りないときの補てんとしてお金を借りています。
社員の給与や設備投資、仕入れ先への支払いなど、さまざまな理由でキャッシングを利用しているようです。
こちらも、10人に1人の割合だそうです。

商品やサービスの購入

商品やサービスを購入するためのお金が足りないという理由で、キャッシングを選択する人も増えています。
だいたい10人に1人くらいの割合だそうです。

本人や家族のケガまたは病気

病院への通院費や入院費などを補てんする目的でのキャッシングです。
治療費が不足してしまい、お金を借りる人は多いと言います。
こちらは、20人に1人程度と、割合としては少ないようです。

借金の返済

住宅ローンやカーローンなどの借金が返済できなくなってしまったり、保証人としての借金が増えてしまったりするケースが考えられます。
借金をキャッシングによって返すという人は意外と多く、およそ10人に1人が該当するようです。

ギャンブルや遊興費

本来、ギャンブルまたは浪費目的のキャッシングは禁止されています。
自己破産や債務整理のときにも免責事由に該当しない可能性があります。
しかし、これらの目的でお金を借りている人は、15人に1人程度の割合で存在するようです。


キャッシングの理由は3種類

キャッシングを利用する理由は、3種類に分けられると考えられます。
それぞれの違いについて見てみましょう。

突発的にお金が必要になったケース

ケガや病気、高価な商品・サービスの購入時に突発的にお金が必要になると考えられます。
この場合、普段の生活には問題なかったものの、ケガや病気による支出の増加や収入源の不足が原因

です。
ほかにも、冠婚葬祭によって支出がかさむこともあるかもしれません。
金融機関の評価も返済能力が疑われる可能性は低く、借りやすいと考えられます。

継続的にお金が必要になるケース

低収入や給与減少のような場合、継続的にキャッシングを利用する可能性があります。
金融機関からすると、こちらのほうがハイリスクです。
融資希望者に貸したお金が返ってこなくなるどころか、継続的なキャッシングの申込になってしまうと考えられます。
金融機関の審査も通りにくいですが、申込をする際は十分に考え直したほうがよいかもしれません。

すでに多重債務というケース

すでにキャッシングによって、債務を解消しようとしている状況です。
この場合、金融機関側が審査申込ブラックと判断している可能性も少なくありません。
状況的に審査を申し込みしても借り入れは難しいでしょう。


キャッシングを利用しなくてもよい方法を考える

もし、継続的にお金が必要になってしまう人の場合、計画的な返済シミュレーションが立てられないはずです。
まずは、キャッシングをせずに生活を立て直せるかどうかを考えてみましょう。

支出が多い

毎月の生活に無理があるわけではないはずなのに、給与だけでは支出が追いつかない可能性が考えられます。
使途不明金はないか、食費や交際費の無駄遣いはないかなど、家計を見直しましょう。
もし、家計簿を付けていない人は、一度帳簿を付けてみるのもおすすめです。

月々の貯金が多い

貯金をしながら借金を返済している人もいます。
たとえば、定期預金や定期積立を解約できず、貯金と借金を並行している人もいるかもしれません。
しかし、貯金の金利が増えるペースよりも、借金の金利が膨らむほうが早いです。
もし、貯金と借金返済を並行している場合、一度貯金を解約し、借金をまとめて返済してしまいましょう。

ギャンブルや浪費が多い

まずは、ギャンブルや浪費癖から脱却する必要があります。
精神的な問題が影響していることも多いので、必要に応じて治療を検討するのもよいかもしれません。


正常な判断でキャッシングをしよう

キャッシングを利用する理由は人それぞれです。
しかし、ご自身の状況を鑑みると、異常な理由で利用している可能性もあります。
まずは生活内容を見直し、どうしても必要な場合はキャッシングを利用しましょう。