債務整理とおまとめローンのメリット・デメリットを比較

多重債務で悩んでいる人が考えていることは皆同じです。それは、少しでも返済の負担を小さくしたいということ。
少しキャッシングについて詳しい人なら、返済の負担を減らすためにはおまとめローンでの借金の一本化の他、専門家と共に行う債務整理という選択肢があることも知っているはず。→債務整理とは?
どちらが自分にあった方法なのか、それぞれのメリット・デメリットを比較してから実際に手続きを行ってください。


おまとめローンのメリットは?

おまとめローンを選んだ場合、どんなメリットがあるのでしょうか。

気軽に利用できる 即日融資のおまとめローンも

おまとめローンの最初の大きなメリットは何より気軽に利用できるという点です。消費者金融のおまとめローンの多くは、自動契約機から申し込み可能です。即日融資で借入れることができるおまとめローンもあり、特に消費者金融のおまとめローンは利用するのが気軽でおすすめです。

金利の引き下げを狙える

おまとめローンで借金の一本化を行うと借入額が多くなることで、適用金利を引き下げることができます。
金利が下がるということは、支払う利息の金額が少なくなるということです。おまとめローンの利用を検討している人なら、これくらいは理解できているのではないでしょうか。
他にも、おまとめローンを利用すると借入件数が少なることで審査に通りやすくなります。他社借り入れ件数と審査の関係については、「他社から借り入れがあっても大丈夫?」で説明しています。

三井住友銀行カードローン

三井住友銀行カードローンはおまとめローン専用商品ではありませんが、借金の一本化のために利用することが可能です。

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金利 限度額 審査 融資
4.0~14.5% 800万円 最短即日 最短即日

申込時に借入れるお金の利用目的を、おまとめローンとしての利用だと伝えてください。
三井住友銀行カードローンをおまとめローンとして使った時のメリットはなんといっても、設定金利がかなり低いということ。借金の一本化によって借入額が大きくなれば、下限金利である4.5%にかなり近くなるでしょう。三井住友銀行カードローンは銀行内にあるローン契約機から気軽に申し込むことが可能です。

デメリット:効果が小さい

対しておまとめローンのデメリットとしては、債務整理と比べると効果が小さくなるということでしょう。いくら金利の引き下げを行ったとしても、返済額そのものが5分の1、または借金そのものが免責になる債務整理と比べると、どうしても効果が小さいと感じてしまうかもしれません。


債務整理のメリットとは

では、対して債務整理のメリットにはどんなものがあるでしょうか。
あまり債務整理について詳しくない人はなんだか敷居が高くてとっつきにくいと感じる人も多いのでは?

返済額がかなり減る

債務整理のメリットは何より効果が大きいことです。返済額を5分の1程度にすることができる。または今後もう借金の心配をする必要がないほどの大きな効果を得ることができるのが債務整理のメリットです。
利息の見直し、または返済計画の見直しを、弁護士や司法書士を通して消費者金融と一緒に行うことで返済額を減らしてください。

過払い金が返ってくることも

返済額を減らすだけでなく、すでに返済したお金の中から過剰に払いすぎていたお金を取り戻すこともできます。以前は今より金利や利息にかかる制限が甘かったことで、金利規制法と利息上限法との間に開きがありました。これをグレーゾーン金利といい、この金利設定で払っていた利息を取り戻す手続きを「過払い金請求手続き」といいます。
もし返済期間が長期に渡っており、グレーゾーン金利の返済を行っていたという自覚が少しでもあるなら、弁護士などと相談して過払い金請求手続きを行ってください。

自己破産ならもう返済の必要はない

他の手続きより効果が大きいのが自己破産です。自己破産手続きを裁判所に出してそれが承認されれば、もう今後は借金を返済する必要が無くなります。返済をこれ以上続けるのは苦しすぎる。そう感じるならおまとめローンや他の債務整理より、この自己破産手続きのほうが有効な手立てだと言えるかもしれません。

デメリット:手間とお金がかかる

債務整理のデメリットはそのとっつきにくさでしょうか。それに債務整理の手続きは弁護士や司法書士など専門家の助けを得ながらでないと難しいです。弁護士などに依頼を出すのはお金もかかります。それに手続きはすぐに終わるわけではありませんから、時間もかかってしまうでしょう。
この手間と時間と手数料を鑑みて、それでもメリットが大きいと感じる人が債務整理の手続きを行ってください。


小額の多重債務ならおまとめローン。高額なら債務整理

これら二つの選択肢を選ぶ際に考えるべきなのは、やはり現在借り入れているお金の金額です。
現在復数の借入先からの合計金額が小さいならおまとめローンでの借金の一本化を。対して多額の多重債務の返済で苦しんでいるなら債務整理の手続き行ってください。
明確な基準はないですが、2,3社からの100万円程度の借入ならおまとめローンでも十分事足りるはず。それ以上の、200万円以上、4,5件の借入の返済で苦しんでいる人には債務整理をおすすめします。