審査が異常に甘いヤミ金の手口とは

消費者金融や銀行などキャッシング業者の審査に落ちてしまう人が最終的に頼るのが、非合法な貸金業者。それがヤミ金です。
ヤミ金はドラマや映画などファンタジーだけの産物ではなく、まだまだこの日本に存在します。
そんなヤミ金はどんな手口で新規の利用者を増やし続けているのかご存知でしょうか。
審査において重要な信用情報。債務整理や返済遅延の情報が残るとこの信用情報に問題が出てしまいブラックリストに載った状態となってしまいます。ヤミ金はこんなブラックリスト入りした人でも審査に通しお金を貸し付けるのです。


ブラックリストに載っていると普通は審査に通らない

消費者金融や銀行が知りたいのはその人が持つ返済能力。過去に返済遅延や債務整理によって返済額を減額していたとしたら、その人の返済能力に疑問が持たれてしまうのも無理ありません。
通常そのブラックリストに入ってしまうと数年間は審査に不利になってしまい、自己破産を行えば最長10年間は大手消費者金融や銀行からお金を借りるのがかなり難しくなります。
信用情報機関の種類や、その残っている情報の種類にもよりますが、その期間は有名業者からお金を借りるのは諦めてください。


ヤミ金はそんな人を狙って声をかける

ヤミ金はそんな信用情報に問題があることが理由で審査に落ちてしまった人にお金を貸します。
近い時期返済が遅れていようと、債務整理をしていようと、自己破産で借金の免責を受けた記録が残っていようとお金を貸します。
その後はその借りたお金に法律では禁止されているほど高い金利を割り当てて、俗に言う暴利をむしりとります。もちろんそのお金を返すことができないと言われても、少しでも返済してもらおうと取り立てを行います。
取り立てにも法律で厳しい規制が入っています。通常電話や債務者との直接的なコンタクトは禁止されています。またキャッシングでお金を借りていることが職場やその他の場所で他人に知られてしまうことも禁止されていますが、ヤミ金はそんなことにかまいません。
また、ヤミ金は多重債務で審査に落ちてしまっている人もターゲットにします。他社借入が多い状態での審査について、「他社から借り入れがあっても大丈夫?」でも説明している通り、通常複数社からお金を借りていると審査でかなり不利です。

ヤミ金の取り立て

そもそもお金の貸付に関する法律を守らないのに、取り立てに関する法律を守るわけもありません。
はじめは優しい口調での電話で行われる借金の催促。これが時間を経るにつれ口調が厳しくなっていくことでしょう。
軽い気持ちで利用した悪質な業者。取り立てに関してきつい電話や直接的な取り立てにあってしまうと、心が折れてしまうひともいるはず。

第3者への連絡

これに一番参ってしまうはず。返済が遅れて、なおかつ債務者に連絡がつかないと、すぐに職場や家に連絡を入れて、その返済が遅れていることを周りに言いふらします。
人は第三者への迷惑や被害があるとすぐに音を上げてしまうもの。もちろんその間も本人への直接的な取り立ては止みません。早朝夜中を問わず大声で、暴力的に行われる取り立ては止むことがないはずです。


正規の業者からお金を借りることを心がけて

正規の業者以外からはお金を借りないという意識を持っておくことがまず大切です。
ネットから調べて、しっかりとホームページを持っている消費者金融なのか。創立からある程度経っている実績が残っている業者なのか。利用者の口コミは残っているのか。それらの情報を調べておくことが大切です。


取り立てに困ったら相談

ヤミ金被害から守ってくれる専門家は多いです。もしも止まない取り立てに困ったらぜひ専門に扱っている弁護士などに相談してください。
法律家に相談することが解決のために行うことができる一番のアプローチです。
ですが一番大切なのは、審査に落ち続けているからといってヤミ金に申し込んで非正規な消費者金融からお金を借りないことです。